WordPressのアップロード制限を変更する方法

「画像がアップロードできない」「動画ファイルをアップしようとしたら制限エラーが出た」──そんな経験をされたことはありませんか?

WordPressを使っていると、ある日突然アップロード容量の制限に引っかかってしまうことがあります。とくに初心者の方は「何をどうすればいいのかわからない」と戸惑ってしまうかもしれません。

この記事では、そんなあなたのために「WordPressのアップロードサイズを変更する方法」をわかりやすく5つにまとめました。実際の操作手順や注意点も丁寧に解説していくので、ぜひ参考にしてください。


目次

1. WordPressのアップロード制限を変更する方法5選

1-1. アップロード容量制限とは何か

WordPressには、サーバーの設定によりアップロードできるファイルの最大サイズが決められています。 たとえば「最大2MBまで」など、画像やPDFはアップロードできても、動画や重めのプラグインがアップできないことも。

この制限はWordPress本体というよりも、PHPの設定やサーバー側の仕様によって決まっていることが多いです。

1-2. なぜ容量制限が発生するのか

主な理由は以下の通りです:

  • サーバーのセキュリティと安定性確保のため
  • PHPの upload_max_filesizepost_max_size に設定があるため
  • WordPressがテーマやプラグインにより制限されていることも

とくに格安レンタルサーバーでは、初期状態でアップロード容量がかなり小さく設定されていることがあります。


2. 初心者でも簡単!アップロード容量の増やし方

2-1. 管理画面での確認と基本操作

まずは自分のサイトの現在のアップロード上限を確認しましょう。

  1. WordPress管理画面にログイン
  2. 「メディア」→「新規追加」をクリック
  3. アップロード画面の下部に「最大アップロードサイズ: xxMB」と表示される

この表示が現在の上限です。 変更前にこの数値を確認しておくことで、設定が反映されたかのチェックにもなります。

2-2. テーマやプラグインの影響を確認

一部のテーマやセキュリティ系プラグインが、独自にアップロード容量を制限していることがあります。

例:

  • プラグイン「WP Maximum Upload File Size」で容量を表示・一部変更可能
  • テーマにfunctions.phpが制限をかけているケースも

テーマやプラグインを一時的に無効化することで、容量制限が解除される場合もあります。


3. 画像や動画が上げられない時の対処法とは?

3-1. ファイルサイズ上限を変更する方法

functions.php に下記のコードを追加することで、上限を変更することができます。

@ini_set('upload_max_size' , '64M');
@ini_set('post_max_size','64M');
@ini_set('max_execution_time','300');

ただし、テーマのアップデートで上書きされる可能性があるため、子テーマに追加するのがおすすめです。

3-2. PHP設定を見直してみよう

サーバーによっては「php.ini」や「.user.ini」が設定できる環境があります。

upload_max_filesize = 64M
post_max_size = 64M
max_execution_time = 300

これらを設定ファイルに記述し、サーバーに反映させましょう。 反映方法はサーバーごとに異なるため、マニュアルを確認するか、サポートに相談を。


4. サーバー別!WordPress容量変更完全ガイド

4-1. エックスサーバーでの設定方法

  1. サーバーパネルにログイン
  2. PHP設定編集 → ドメイン選択
  3. 「php.ini設定」で以下の数値を調整
upload_max_filesize = 100M
post_max_size = 100M

設定後は、キャッシュクリアとWordPressの再読み込みを行って反映を確認してください。

4-2. ConoHaやさくらなど他社対応方法

多くのサーバーでは、コントロールパネルやファイルマネージャー経由で設定可能です。

  • ConoHa WING:アプリケーション設定 → PHP設定変更
  • さくらのレンタルサーバ:php.iniの設定変更が可能(CGIモードの場合)

いずれもマニュアルが整備されているので、操作が不安な方は公式ガイドを確認しながら進めましょう。


5. プラグイン不要!容量制限を自分で変更する方法

5-1. wp-config.phpで変更する手順

「wp-config.php」ファイルはWordPressの根幹を担う重要なファイルです。

下記をファイル末尾に追加:

define('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');

ただし、アップロードサイズ自体はサーバーの設定に依存するため、この設定だけでは反映されない場合もあります。

5-2. .htaccessやphp.iniを使った設定

.htaccessが使える場合は、以下を追記します:

php_value upload_max_filesize 64M
php_value post_max_size 64M
php_value max_execution_time 300

また、php.iniファイルが編集可能な場合は、前述のように数値を直接書き換えます。


まとめ:ファイル制限を解消して快適運用へ

WordPressのアップロードサイズ制限は、最初は難しそうに感じますが、方法を知ってしまえば意外と簡単に対処できます。

あなたのサイトに必要な容量やサーバー環境に合わせて、最適な方法を選んでください。

画像やPDF、動画などの大きなファイルをスムーズに扱えるようになることで、Web運営の自由度もグッと上がります。ぜひ今回の記事を参考にして、快適なサイト運営を実現してください。

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